「異常なし」と言われたしびれの悩み
手足のしびれやピリピリとした違和感——。気になって整形外科を受診してみたものの、レントゲンやMRIでは「特に異常は見られません」と言われる。痛み止めや血流改善の薬を処方されても、根本的な改善には至らない。そんな経験、ありませんか?
相模原市は横浜線、小田急線、京王線が通り、都心へのアクセスも良好なベッドタウン。通勤に1時間以上かける方も多く、満員電車での長時間移動や、デスクワークでの同じ姿勢が続く生活パターンが一般的です。橋本駅周辺は商業施設も充実し、利便性が高い反面、慌ただしい日常の中で身体のサインを見逃しがちになります。
実は「原因不明」とされるしびれの多くは、画像診断では捉えきれない問題が隠れているケースが少なくありません。神経の圧迫や血流障害、筋膜の癒着など、レントゲンには映らない要因が複雑に絡み合っているんです。
しびれが起こるメカニズム
手足のしびれは、大きく分けて以下の3つの原因で発生します。
1. 神経の圧迫
首や腰の骨が変形したり、椎間板がすり減ったりすることで神経が圧迫されるケース。代表的なのが「頸椎症性神経根症」や「腰部脊柱管狭窄症」です。ただし、画像上は軽度の変性しか見られないのに、強いしびれを感じる方もいるんですよね。
2. 血流障害
末梢血管の循環不良により、神経細胞に十分な酸素や栄養が届かなくなる状態。糖尿病や動脈硬化が原因のこともありますが、単純に筋肉の緊張で血管が圧迫されているケースも多々あります。
3. 筋膜・軟部組織の問題
筋肉や筋膜の硬直・癒着によって神経が刺激される状態。これが一番見落とされやすい原因です。画像診断では「骨には異常なし」となりますが、実際は軟部組織に問題があるわけです。
しびれが出やすい箇所と考えられる原因
| しびれの場所 | よくある原因 | 特徴 |
|---|---|---|
| 手の親指〜中指 | 手根管症候群 | 朝起きた時に強い |
| 腕全体 | 胸郭出口症候群 | 腕を上げると悪化 |
| 足の裏・指先 | 腰椎ヘルニア、足根管症候群 | 歩行で悪化することも |
| 太もも外側 | 腰椎の問題、梨状筋症候群 | 座位で悪化しやすい |
相模原市内の方からよく聞くのが、「橋本から新宿まで通勤しているけど、電車の中で立っていると足がしびれてくる」とか「相模大野のデスクワークで肩が凝って、手までしびれるようになった」といった話。日常の動作パターンが、しびれの原因になっていることも多いんです。
病院で「異常なし」と言われる理由
整形外科やペインクリニックを受診しても原因がわからない——これには明確な理由があります。
画像診断の限界
レントゲンは骨しか映りません。MRIは軟部組織も見えますが、静止画での判断になるため、「動いた時の痛み」や「特定の姿勢でのしびれ」は捉えにくいんです。また、筋肉の硬さや血流の状態は画像では判断できません。
実際、MRIで椎間板ヘルニアが見つかっても、それが必ずしも症状の原因とは限らないことが研究でわかっています。無症状の人でも、画像上はヘルニアがあるケースが多々あるんですよね。
専門外の症状は見落とされがち
整形外科は「運動器」の専門ですが、自律神経の問題や内臓からの関連痛などは専門外。例えば、胃腸の不調が背中の張りを引き起こし、それが手のしびれにつながっているケースもあります。こうした「離れた場所」からの影響は、通常の診察では見落とされやすいんです。
遠絡療法という選択肢
ここで注目したいのが「遠絡療法(えんらくりょうほう)」という治療アプローチです。聞き慣れない名前かもしれませんが、実は医師が開発した科学的根拠に基づく治療法なんです。
遠絡療法の基本概念
遠絡療法の「遠絡」とは、「遠くの経絡(けいらく)」という意味。東洋医学の経絡理論と西洋医学の神経生理学を融合させた独自の治療体系です。
最大の特徴は、痛みやしびれのある「局所」ではなく、「離れた場所」にアプローチする点。人間の身体には生体の流れ(経絡)が存在し、その流れが滞ることでさまざまな症状が現れると考えます。
例えば、手のしびれの原因が実は首や肩甲骨周辺の筋肉の緊張にあったり、足のしびれの原因が骨盤の歪みや仙骨周辺の問題にあったりするケース。遠絡療法では、こうした「根本の滞り」を見つけ出し、そこにアプローチすることで症状の改善を目指します。
従来の治療との違い
従来の治療は基本的に「局所療法」です。しびれがある手や足に電気を当てたり、マッサージをしたり。もちろんこれで楽になることもありますが、一時的な対症療法に過ぎないことが多いんです。
一方、遠絡療法は「全身調整」の考え方。身体全体のバランスを整えることで、自然治癒力を高め、根本的な改善を目指します。
遠絡療法が特に効果的なケース
以下のような症状に対して、遠絡療法は高い効果が報告されています。
- 原因不明の手足のしびれ
- 坐骨神経痛
- 頸椎症性神経根症
- 手根管症候群
- 胸郭出口症候群
- 複合性局所疼痛症候群(CRPS)
- 帯状疱疹後神経痛
特に「何をやっても良くならない」「どこに行っても改善しない」という方にこそ試してほしい治療法です。
相模原市内で遠絡療法を受けるには
相模原市内で遠絡療法を取り入れている施設は限られていますが、中央区や南区を中心に、専門的な手技療法を提供している整骨院・整体院があります。
例えば、JR横浜線の矢部駅エリアにある鵜野森グリーンハイツ整骨院は、遠絡療法をはじめとする根本治療に力を入れている施設の一つ。鵜野森周辺は閑静な住宅街で、イオン相模原やニトリモール相模原からもアクセスしやすい立地です。
相模原市は南北に長いため、緑区にお住まいの方は橋本駅周辺、中央区なら矢部・淵野辺エリア、南区なら相模大野・古淵エリアなど、通いやすい場所を選ぶのがポイント。治療は継続が大切なので、自宅や職場から無理なく通える距離感が理想的です。
初めて受ける時の流れ
遠絡療法を初めて受ける場合、以下のような流れが一般的です。
- 詳細なカウンセリング:いつからどんな症状があるか、生活習慣、既往歴などを丁寧にヒアリング
- 姿勢・動作チェック:立ち姿勢や歩き方、関節の可動域を確認
- 触診:筋肉の硬さや圧痛点を確認し、問題箇所を特定
- 施術:離れた部位へのアプローチで生体の流れを整える
- 生活指導:日常でできるセルフケアやストレッチの指導
初回は60分程度かかることが多いですが、身体の状態を総合的に把握してもらえるため、安心して治療を受けられます。
日常生活でできるしびれ対策
治療と並行して、日常生活での工夫も重要です。相模原市内で暮らす方ができる簡単なセルフケアをご紹介します。
デスクワーク中の工夫
相模原市内には在宅ワークやリモートワークをする方も増えています。長時間のPC作業は首や肩への負担が大きく、しびれの原因になりやすいので注意が必要。
- 30分に1回は立ち上がる:トイレに行く、飲み物を取りに行くなど
- モニターの高さを調整:目線が下がりすぎないように
- 肘の角度は90度:手首に負担がかからない位置にキーボードを配置
通勤時の意識
橋本駅や相模大野駅から都心へ通勤する方は、満員電車での姿勢にも気をつけたいところ。
- 吊り革を持つ手を交互に変える:片側だけに負担をかけない
- スマホは目の高さで:下を向き続けない
- リュックは背負い方を正しく:肩ベルトの長さを調整
夜のリラックス習慣
相模原公園や淵野辺公園での軽い散歩は、全身の血流改善に効果的。ただし、歩きすぎは逆効果なので、20〜30分程度を目安に。
入浴は湯船に浸かることで末梢血管が拡張し、しびれの軽減につながります。38〜40度のぬるめのお湯に15分程度が理想的です。
諦めずに別のアプローチを試してみて
「病院で異常なし」と言われても、あなたの感じているしびれや違和感は確かに存在しています。画像に映らないからといって、症状がないわけではありません。
相模原市は住みやすい環境が整っている一方で、通勤時間の長さや生活の忙しさから、知らず知らずのうちに身体に負担をかけていることも。その蓄積が、原因不明のしびれとして表面化しているのかもしれません。
遠絡療法は、従来の西洋医学的アプローチとは異なる視点から身体を診る治療法。「もう治らない」と諦める前に、一度試してみる価値はあると思います。相模原市内にも専門的な施術を受けられる場所がありますから、まずは相談してみてはいかがでしょうか。
痛みやしびれのない快適な日常——それは決して諦める必要のない、実現可能な目標なんです。